こちらのブログでは、たった一人で始めた事業を認定NPOにし、企業や横浜市、神奈川県、内閣府からも表彰されて20年目を迎えた認定NPO法人あっとほーむ代表・小栗ショウコから起業のコツをご紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは、小栗ショウコです。
毎日雨ですね。
そんな中、6月20日午前中に、NPO法人ロクマル主催の「シニアの力を引き出す起業ー子育て支援のNPOを立ち上げよう!」という講座でお話してまいりました。
受講生は40代から70代の女性。これからの人生のヒントになればと思って参加してくださった皆様でした。
「子育て支援」とか、「起業」に興味はあっても、まだどうしていいかわからない。
でも誰かのために何かやりたくて今日の講義を受けてくれました。大きな一歩ですよね。
今日は、自分に自信を持つこともお話しました。
女性は、出来ることは何?って聞かれると自分は何も出来ないって言う人が多いです。でもね、毎朝起きることも出来るし、身支度することも、掃除も洗濯も料理だって出来るはず。そういう自分が当たり前に出来ていることも、出来るって思っていいんです。
例えば
目玉焼き一つ作れるなら、料理できます!って言ってOK。
洗濯機に洗濯物入れてスイッチ押せるなら洗濯出来るって言ってOK。
好きじゃなくてもいいから、誰かと比べなくてもいいから、出来るって言おうよ。出来る自分を認めようよ。褒めよう!頑張ってるもん。
私があっとほーむを始める前、10年も会社員してきたのに辞めたら手に職もない何も出来ないただの人になっちゃった気がしてショックでした。でも私、経験はないけど保育士資格持ってるし、ご飯を作るのだって出来る!それに気付いたから、あっとほーむで保育をしてご飯を作って提供しようと決めたんですね。
小さな「出来る」を進化させることも大切です。
保育の経験は、民間資格を取ったり、行政関係の研修に出たり、近所の保育園に実習させてもらったりして自信をつけていきました。
料理は3分クッキングを見て練習したり、本を買ってレシピを増やしたり、学びに行ってシフォンケーキも焼けるようになりました。
こうして小さな「出来る」は、学び続けることで進化して、自分の自信にもなるし周りからの評価も信頼も上がっていくのです。
この、小さな「出来る」を見つけて伸ばしていく作業は、子どもたちにも言えること。
子どもに関わる事業をしたい人なら、きっと子どもに対して同じことやりますよね。「出来ない」って不安になっている子には、「大丈夫できるよ。だってあなたはこんなことも出来るし、あんな風に出来る可能性もあるよ」って背中を押すでしょ?
不安を抱えるママを支援したい人なら、同じく「大丈夫、できるよ」ってそばに寄り添って背中をさすって、最後には背中を押してあげるでしょ。
だから自分自身にもやってあげましょ。
そうしたらきっと、自分以外の誰かのことも支援できますよ。