お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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学校に行きたがらない

学校に行きたがらない

2019年9月27日

こんにちは、小栗ショウコです。

 

先日、横浜市都筑区での小1の壁講演会を終えました。

正式なタイトルは「小学校入学前に知っておきたい大切な事」。

来年小学校に入学する保護者を対象に、70人×3回の講演会で、今年で5年目。

毎年講師として参加しています。

 

この講演会、或いはこれまで多くの方の相談を受けてきた中から、同じ悩みを持つ方のために少しずつ公開していきます。

 

 

 

【質問】

夏休みの後、子どもが学校に行きたがらないのですが、どうすればいいですか?

 

 

 

【回答】

夏休み明けのこの時期は、学校に行きたくない子が多くなります。だって夏休みでずっと家にいたんだから、学校へ行くのが面倒だと思ってしまうのは当然です!

 

 

でも、本当に行きたくないんだなと察知したら・・・。

 

 

今は不登校や引きこもりの支援をしている人や団体が山ほどあって、本当に様々な主張があります。

どれもある人にとっては正解で、ある人にとっては不正解です。だから子どもに合う方法をどんどん試しましょう。

ここではいろんなことを試すその前に、ほんとに最初の一歩をどこから踏み出して言いかわからないという人のために書きますね。

 

 

まずは学校の担任の先生に相談しましょう

学年主任でも、副校長先生でも、校長先生でも、スクールカウンセラーでも、学校関係者に会えるだけ会って話をしてみて。

可能であれば子どもも同席すれば、自分のことを真剣に考えてくれる大人がこんなにたくさんいることを実感してもらえます。同席がムリなら、相談の様子をきちんと伝えましょう。

中には、学校に行きたくない原因が先生ということもありますし、学校に言ってもムダだと感じる人もいるでしょうが、先生や学校の協力は不可欠です。

 

 

 

学校だけではムリだと判断したら、地域の相談場所に問い合わせてみて

横浜市だとユースプラザというところがあり、相談から自立支援まで幅広く活動しています。

 

 

子どもは、親が一番自分のことを大切にしてくれる存在だと気付いています。でも、だからこそ本音や弱音を言えないときがあるし、そもそも自分の気持ちをどう表現していいか分からないことだって多いんです。そんな時は、子どもの気持ちを汲み取る訓練をしている専門家に任せるのが一番。

 

 

 

ポイントは、学校に行きたくないと言い始めてからすぐに動く事。

そして一人で家にいることのないようにすることです。

仕事をしている親にとっては相当な覚悟が必要ですが、子どもが学校に行かないなら親も家にいてあげましょう。そしてお買い物や美容院など、親が行くところには一緒に行って、子どもの塾や習い事にも行けるならこれまで通り行ってもらいましょう。あなたが学校に行かないから仕事に行けないのよ!と決して子どもを責めないでね。ここは腹をくくって仕事を休む時です!

最終的に学校に行くようになるかもしれないし、転校したらいけるかもしれないし、フリースクールが合うかもしれない。どんなところでもいいので、子どもが一人で家にいて、テレビやゲームをやりたい放題やれる状態にしないことです。

なぜって?

今はそれでいいかもしれないけど、子どもが20才30才になった時、学校にも行かず働きもせず毎日テレビとゲームをやり放題だったら、あなたはそれでいいと言えますか?

 

 

子どもが学校に行かないのは、子どものせいでも親のせいでもありません。だから決して自分を責めないで。

もしも夏休み明けの不登校対策ができるとしたら、夏休み中にも学校のお友だちの話や先生の話をすることです。休み明けに学校に行ったらお友だちにあれを聞こうとか、こうして遊ぼうとか、先生にこんなこと報告しようとか、家族でそんな話を意図的にしてみましょう。

 

 

【補足】

学校に行く事が目的ではなく、子どもが幸せに生きる事が目的です。

どんな方法が子どもに合うのかを、子どもの周りの大人、地域の大人も交えてみんなでいろんな方法を考えることをお勧めします。子どもと共にね。

 

私は不登校の支援を専門にしているわけではありませんが、21年の子育て支援の中で様々なケースに対応してきましたし、地域では他の団体と一緒に思春期セミナーをして、本当に様々なケースと関わってきました。

後に、「そういえば学校行きたくなくてサボっていたな~」と言う子もいるし、「あの時学校行けって言われたら行けていたかもしれない」と言う子もいるし、「学校行けって言われなくて救われた」と言う子もいます。子どもの性格や環境によって違うので、どうしたらいいという正解はないんですね。

でも、親だけで抱えて、家庭の中だけが居場所だという子がそのまま大人になったら、社会に出るのがすごーーーく大変だということは分かっています。

だからどうぞ不登校に限らず、子どものことは早め早めに、問題が小さいうちにたくさんの人に相談してください。

子どもも親も、みんなが幸せに生きる道を探しましょう。

 

 

 

あっとほーむでは月に一度、仕事&子育て両立サロンを開催しています。

子どものこと、仕事のことを気軽にお話しにお越しください。

 

 


 

働く女性プロデューサー 小栗ショウコ

認定NPO法人あっとほーむ代表理事、ビジネス&ライフコンサルタント。

 

1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。

一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。

2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。

長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。

また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。

その業績が評価され、神奈川県子ども子育て支援奨励賞、横浜市男女共同参画推進賞、内閣府特命担当大臣賞、浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。TVや新聞、雑誌の取材多数。

共著「誰も教えてくれたなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。

日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載される。

行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。

コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。

横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。

 

 

認定NPO法人あっとほーむ

 

「小1の壁セミナー」、「子育て支援のプロに学ぶ子どもの個性の伸ばし方」

働く女性プロデューサー小栗ショウコ https://tsuku2.jp/Shoko-oguri    「ツクツク 小栗ショウコ」で検索

 

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