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働く女性には、我慢強さが必要?

働く女性には、我慢強さが必要?

2023年2月13日

こんにちは、認定NPO法人あっとほーむのかわだです。

 

前回の記事では、

働く女性=がんばっている人でなければならない

と強要されることなく、相手に優しくできる

『心の余裕(余白)を持つ』ために、がんばらない。

相手のことも大切にして、自分のことも大切にする。

という話で締めくくりました。

 

今回のテーマも引き続き、女性の働き方です!

 

 

いきなりですが、

みなさんにとって、仕事=なんでしょうか?

なたの言葉を辞書に載せよう。2015 – 大辞泉

 

例えば、仕事=”お金”だとします。

その”お金”という言葉一つとっても、

人それぞれ意味が異なりますよね。

 

生活のお金、趣味のお金、ローンのお金など、

その人によって種類も数も優先順位も異なります。

 

 

私の場合、20代前半は

仕事=”お金”と、多少のやりがいであり、

“お金”の内訳で占めていたのは、奨学金でした。

将来の”お金”に対する不安から、

毎日毎日、文字通り必死に働いていました。

 

そのような働き方をしていると、

知らぬ間にジワジワと思考が麻痺していきました。

 

「お金のために、何事も我慢して働かないと」

本来の優先順位の一番は奨学金返済で、

余裕があれば趣味など自分の時間だったはずが、

人間関係や業務などで被る理不尽なことも

全て我慢するようになり、やがて麻痺していき、

仕事=我慢となっていました。

 

 

そして、許せないことも増えました。

遅刻する人、仕事中におしゃべりする人

「真面目(必死)に仕事をしている人に対して

失礼だと思わないのだろうか?」

そう思っていました。(今は異なる価値観です)

 

思っていても言える状況ではなかったので、

不平不満を我慢して、増え続ける業務と責務を

黙々と受け入れ仕事をしていましたが、ある時、

同僚の先輩から衝撃的な台詞を言われました。

 

「あなたがやり過ぎるから、私が仕事をしていない

(手を抜いている)ように思われる」

私としては真面目に仕事をしていたつもりが、

その人にとっては負担になっていたということです。

(我慢して仕事すべきというような無言の圧力)

 

 

この台詞を聞いて感じることは

人それぞれ異なると思いますが、

私は、悔しくてたまりませんでした。

 

遅刻する人や無駄話している人と、私と、

どうして同じように責められるのか?

私はこんなにも理不尽なことを我慢して

不平不満も言わずに仕事をしているのに、と。

 

当時を振り返るとこの一件の教訓は、

我慢しなければならない暗黙の了解

なんてものは、あってはならない

ということだと、私は思っています。

 

 

働く”女性”としている理由は前回述べましたが、

“女性”が今までも今も我慢強さが求められている

そのような社会の現状があります。

 

例えば、月経痛であったりセクハラであったり

みんな我慢してるんだから我慢して当然」や、

家事や育児、介護を女性が担うという暗黙の了解も

みんな我慢して自分の時間を削ってるから」と

性別関係なく容赦ない台詞を言う人もいますよね。

 

もちろん、人のために自分の時間を使うことは

決して悪いことではありません。

我慢しなければならない暗黙の了解は

必要ない、あってはならない、ということです。

 

 

結局、私は無理がたたって体調を崩しました。

その時に他の同僚の先輩から、

「自分の身は自分でしか守れないよ」と言われました。

 

文章として見ると、

突き放すような台詞だと感じるかもしれませんが、

気遣うように声をかけていただき、ハッとしました。

 

私は一体なんのために、本当はどうしたくて、

身体を壊すまで我慢し続けて働いているのか?

多少あった仕事に対するやりがいは気づけば、

無いと言っても過言ではないほどになっていました。

 

 

前回の記事で相手も自分も大切にする働き方について

『心の余裕(余白)を持つ』という話を書きましたが、

自分の今の状況を客観的にみて選択するためにも

心の余裕は必要であり、我慢強さは究極必要ない

と、私は思っています。

 

「自分の身は自分でしか守れないよ」

この台詞には、自分の人生や時間は自分のものであり、

我慢を強要してくるような人たち(社会)は決して

あなたの人生の責任を取ることはない(無責任である)。

そのようなメッセージも含まれていると感じます。

 

 

以前「居場所を見つける」の記事で書いたように

私は自分を取り戻すことができる居場所があり、

仕事以外の社会との繋がりを細くも持っていました。

『心の余裕(余白)を持つ』ことを無意識に行っていて、

結果、自分にとっての最適な選択肢に気づきました。

 

まずは、他の選択肢に気づくこと。そこから、

”本当にできる”働き方=自分に合った働き方

=自分を大切にする働き方を模索する。

 

あっとほーむ代表の小栗さんの台詞である

「人生は”自分に合う”を見つける旅」

まさにその通りであり、私自身、模索中です!!

 

 

次回も、

『心の余裕(余白)を持つ』をキーセンテンスに

引き続き女性の働き方について書きます!!

 

 

 


タイパ、という言葉をご存知でしょうか?

(私は昔からカタカナが苦手で最近知りました)

コスパ(コストパフォーマンス)の

「コスト」を「タイム」に置き換えた言葉であり

かけた時間に対する効果を意味するとのことで、

日々膨大な情報で溢れかえっている今の社会では

タイパを重視する方が多くいるのでしょうか?

 

検索していると、衝撃的なタイパを見つけました。

なんと、映画を倍速や飛ばして観るのだそうです。

洋画ファンである私にとって本当に衝撃的でした。

たしかに、私も死ぬまでに観たい映画は多くあり、

しかし残念ながら時間は有限であり、実際、

死ぬまでに全てを観ることは叶わないと思います。

 

それでも!!私と同様に映画ファンの方々には

共感してもらえるのではないかと思いますが、

映画で最も!!と、言っても過言ではないほどに

大切なものはズバリ、余白です!!

俳優さんが無言のシーン、何気ない風景のカット、

そこに観る人それぞれが様々な思いを馳せる…

そんな余白がなによりも好きな人にとって、

映画でタイパを重視するのは衝撃的でした。

 

とはいえ、私のように好きな映画に関しては

台詞を覚えるほど何度も映画館で観るなんて衝撃的!

と、思われていることも知っています!

私の人生においてタイパは重視されるものではなく、

時間をかけて体感できる余白を大切にしています。

 

みなさんは、人生において

どのような余白を大切にしていますか?


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